「瞼(まぶた)閉じれば」
水音混じりの蝉(せみ)の声
瞼閉じれば
山間(やまあい)の
<ガガ芋(Gagaimo)>
「蝉(せみ)の鳴き声」
蝉の鳴き声まだ一種類
これが夏の腕白時代
育っていけば多重奏
<松笠(Matsukasa)>
「薄日」
休日の薄日の射した
夏の午後
こんなのんびり子供の頃も
<合歓の木 (Nemunoki)>
「ウナギの蒲(かば)焼き」
冷房がつんと効いてる店の中
ねっとりこってりウナギさん
冷房切ったらさぞ美味(うま)かろう
<合歓の木 (Nemunoki)>
「烏柄杓(からすびしゃく)」
烏柄杓が二つ三
山芋蔓が絡(から)まって
何をすくうか朝露か
<人参の花(Ninjin)>