「静かな朝」
飛行機飛ばず鳥とばず
静かな朝は
そよぐ風
<孟宗竹(Mousoudake)>
「オナガ鳥」
黒と青のオナガ鳥
縦に掴(つか)まる松の幹
これは大きなキツツキさんに
<はこねシダ(Hakoneshida)>
「十一月の雨」
突如ガラスを打ち叩(たた)き
あっという間に通り過ぎ
八月の雨 顔を出す
<山桜と松の落ち葉(Yamazakurato Matsuno Ochiba))>
「秋の日」
寒い風
晴れの日差しと
溶け合って
<柿(Kaki)>
「冬枯れ」
木枯らしはまだ
それでも草花
冬景色
<継子の尻拭い(Mamakonoshirinugui)>